のまもん農園／のまもんワインの野間崇太郎氏は、以前（お若い頃）は当店の近くに住んでおられて、当店へ日本酒を買いに来られていた左党でした。2021年1月に某ワイン会で同じテーブルに着いたご縁で、また日本酒を買いに寄っていただきました。そして2023年5月に某お寺のシェアカフェで偶然にも奥様と再会し、旦那様の近況を聞いたら無性にワインが呑みたくなり、山羊と鶏が放たれているご自宅へ直行し体験者が語る「マセラシオンカルボニック」を聴いて虜になり、ワインを買って帰りました。結果、また呑みたくなるワインということで今度は仕入れでお邪魔し今月初めより取り扱いを開始しています。

　野間ご夫妻は、大阪府南河内郡太子町で移住してきたのが機で、ご近所さんの勧めもあり、先ずは奥様から葡萄選果から栽培へと足を踏み入れ、建設のお仕事をされていた旦那様が合間に手伝うようになり、気が付けば本業になっていたという葡萄農家さんで主に生食用デラウェアを栽培していましたが、いろいろがご縁があって2020年からその葡萄（デラウェア）でワイン造り（委託醸造）を開始されました。

　委託醸造先は大阪府柏原市にある株式会社ナチュラルファーム・グレープアンドワインで、野間氏自らも醸造に参加する熱心さで、ワインは全て房のままタンクで発酵を見守るマセラシオンカルボニックの製法・・・。

　葡萄を破砕せずに房のまま密閉タンクに置くと、二酸化炭素が発生し充満させた状態で数日間おくという赤ワインの醸造法の1つ、「ボジョレー・ヌーヴォー」もこの製法です。

「マセラシオン」＝醸し、「カルボニック」＝炭酸という意味で、日本では「炭酸ガス浸潤法」ともいいます。

　2023年現在、葡萄（デラウェア）は無農薬栽培に挑戦中です。