この製品は日本酒醸造の技術を活かし、米を原料に清酒酵母と黄麹を使って三段仕込みで醸造した本格米焼酎をオーク樽で熟成させた、繊細で奥深い香りの焼酎です。

　製品名の「風媒花（ふうばいか）」とは稲や杉、松など“風の力”だけで受粉する花のことです。

　花の色や形は清楚で目立たなくとも、鳥や蝶などの助けを借りずに命を伝承させていく力強さを持った花たちです。風媒花のその命の力強さに、私たちは、日本古来の酒造りの技を百年も千年も伝承していきたいという強い意志を重ねあわせました。

　この商品を製造している「魚沼の里」は、清酒八海山を醸す八海醸造・第二浩和蔵を中心とした郷愁と安らぎのエリアです。四季の変化に富む自然に囲まれた「八海山雪室」内の焼酎貯蔵庫にて貯蔵しております。貯蔵庫は半地下構造となっており、外気の影響を受けにくく安定した気温や湿度が保たれています。冬の間に降り積もる多くの雪や、施設の周りを囲む豊かな森南魚沼市の中央を流れる魚野川など、一年を通して湿度が保たれる魚沼ならではの環境は、良質な熟成を促すと言われています。

　日本酒醸造由来の吟醸香と里山のふもとにある豊かな自然の中で時間をかけてじっくり熟成して生まれる独特の香しさの見事な調和を、どうぞお楽しみください。